[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
そして暗くさせてしまいまして、本当に申し訳ありませんでした。
記事は非公開にさせて頂きます。
いつまでも置いておくのは、さすがに。。。
戴いたコメントは大切に保管させて頂きます。
さて、久々のSSいきます!
今回は、トグサが9課に入って間もない頃あたりで書いてます。
いや特に時間軸は問題では無いのですが、まだまだ不慣れな新人君って事で。(何だそれ。
短めにしようと頑張ったのに、またもや撃沈orz;(ちーん。
・・・まぁ、時期的に間に合ったようなので良いのですっ
当然本編にこんな設定はありません。空想ですからw
お楽しみ頂ければ幸いですv
「…あー、くそっ!びしょ濡れじゃないか!」
どかどかと足音荒く共有ルームに入ってきたのは、全身ずぶ濡れになったトグサ。上着をかき合わせるようにして内側に幾つかの書類を抱え込んでいるが、スーツや髪から滴り落ちる滴の量からして無事守り切れたかどうか怪しい所だ。
トグサは書類を取り出すとテーブルに投げ出した。べちゃ、というもの悲しい音とともに、書類がテーブルに引っ付いた。
「…まぁ、直接雨に打たれるよりはマシだな」
よれよれになった書類を横目で見たイシカワは、苦笑いしながら手近にあったタオルをトグサに向かって放り投げる。サンキュ、と言いながらそれを受け取ったトグサは、上着を脱ぎ捨て髪をがしがしと拭く。
「降り出したな」
飛沫を飛ばしながら乱暴に水気を拭う彼からやや離れた所に温かい珈琲が入ったカップを置きながら、サイトーは窓の外を眺める。朝からどんよりとした曇り空だったが、今は先が見えない程の激しい雨が降っている。ここから肉眼では、近くのビルの窓から漏れる明かりがぼんやりと見える程度だ。
その様子をぼんやりと眺めていたトグサだったが、右手で左腕をさするサイトーに気付いた。
「…?どうしたんだ、サイトー?」
「ん?あぁ。まぁ、雨だからな」
サイトーのため息混じりの答えに、トグサ以外のメンバーも苦笑する。
「嫌な季節がやってきたなぁ」
そう言いながらボーマは肩を回す。何の事だか分からない、という顔をしていたトグサだったが、ふとある事を思い出した。
「義体も痛むのか?」
雨の日は古傷が疼く、という話はよく聞く。義体も同じようなものなのだろうか?
「個人差はあるがな」
パズは紫煙を吐き出しながら答えた。
「全身義体よりも部分義体のヤツの方が多いかな。接続部分の関係でな」
「お前の場合、義体だけが原因じゃないだろう?ご老体」
「うるせーよ」
イシカワの説明に茶々を入れるバトー。
注意して見ないと分からない程度ではあるが、他のメンバーはどこか疲れたような、そんな風に見える。それは先程の話にもあったように、雨のせいで義体が疼く為だろう。しかし、バトーからはそれが微塵も感じられないように見える。
「旦那は痛まないのか?」
不思議そうに問うてきたトグサに向かって、バトーはにやりと不敵な笑みを向ける。
「普段怠けてるヤツらと一緒にするな。俺はこいつで常に鍛えてるからな!」
そう言って豪快に笑いながら愛用の筋トレグッズを振り回す。
(義体を鍛えても仕方ないだろう)
トグサ以外のメンバーの心が1つになった瞬間だった。じと目でバトーを睨み付けるも、当の本人はまったく気付いていない。
「…し、少佐もあんまり関係無さそうだよな?」
不穏な空気を察してか、トグサが慌ててこの場には居ない上司の名を出す。
「そういやー、具合悪そうにしてる所をあまり見た事ねえなぁ」
イシカワは考えるようにやや上を向きながら自慢の髭をさする。他のメンバーも「そういえば…」とバトーから視線を外しながら話にのってきてくれた事に、トグサは内心ほっと胸を撫で下ろす。
その時。
共有ルームの扉が開き、件の上司が入って来た。…物凄い不機嫌オーラを纏って。
「「「「………」」」」
今まで見た事の無いくらいイライラした様子の上司に唖然とする部下をちらとも見ずに、少佐は一言も発する事なく空いているソファにどかりと座り込んだ。長い足を組み、腰を落ち着けると瞳を閉じる。眉間には皺が寄ったままだ。
「し、少佐…?」
恐る恐るトグサが声を掛ける。鋭い目つきで睨まれたが、それはほんの一瞬の事で、すぐに瞳を閉じ大きく息を吸い込むと、そのまま一気に吐き出した。その時、僅かに眉間の皺が深くなったが、再び紅い瞳が姿を現した時には普段と変わらぬ上司がそこに居た。
「…いや、別に」
そう言いながら自身が持っていた書類に目を通し始める。その姿を見て他メンバーも、これ以上詮索するのは無駄、というか危険な気がすると視線だけで会話し、そろそろ仕事モードに切り換えようとしていたのだが。無謀にも声を掛けた人物が1名。
「…少佐も義体が痛むんですか?」
同僚の動きを見ていたトグサは、少佐の動きの中に同等のぎこちなさを見付けていた。きっと前の話題が無かったら気付くことは無かったであろう程に、僅かなものではあったのだが。
トグサの言葉にぴくり、と反応する少佐。一瞬遅れて先程以上の不機嫌オーラがぶわりと吹き出した。どす黒いモノが背後に見える気がする。おどろおどろしい効果音まで聞こえてきそうだ。何やら寒気までしてきた。
トグサを含めた9課員たちは、どうやら地雷を踏んでしまったらしい事を悟った。瞬きの間に座っていたソファから飛び退き(とばっちりから逃れる為)臨戦態勢を取る。…トグサ以外。
「えっ、えぇっ!?」
おたおたと周りを見回すも、誰も助けてくれなさそうなのは一目瞭然。その間も少佐の不機嫌オーラは増すばかり。書類をまとめていたボードにぴしりっ、とひびが入った。
ごくり、と生唾を飲み下し、意を決して上司に声を掛ける。そんな新入りの後ろ姿を見て、心の中で拍手を送るメンバー。
「…あ、あの、今までそんなにひどかった事、無かったですよね…?何か、あったん、ですか?」
べきんっ、という音の後に、ボードだった物が少佐の足下にぱらぱらと落ちていった。トグサのこめかみから頬を伝って、冷や汗が流れ落ちる。そんな新入りの後ろ姿を見ながら、心の中で手を合わせるメンバー。
しかし、彼らが予想した惨劇は起きる事は無かった。少佐は勢いよく立ち上がると、持っていた書類をテーブルに叩き付けるようにして置き、そのまま共有ルームを出て行ってしまった。
扉が閉まる音を聞いて、トグサは詰めていた息を一気に吐き出し、目の前のテーブルに突っ伏した。
「…死ぬかと思った」
同情するように、隠れていたメンバーが次々とトグサの肩を無言で叩く。如何に彼らと言えど、今まで見た事が無かった上司の姿に動揺を隠しきれない。それはこのメンバーの中で最も付き合いの長い彼も同様だった。
「何があったってんだ、少佐のヤツ。今までこんな事無かったってぇのに。なぁ、バト…」
イシカワはそう言いながら、未だこそこそしている同僚に目を向ける。しかし、彼はふいっと明後日の方向を見遣るばかりだ。
「「「「……」」」」
全員の視線がバトーに集中する。それを後頭部ではっきり感じ取ったバトーは、先程のトグサの比では無い程にだらだらと冷や汗を流し出した。
そういえば。昨日は仕事が終わるや否や、何やら嬉しそうにさっさと帰って行ったバトー。少佐は久々の休日だった。見間違いかとも思ったが、先程共有ルームから出て行く時の少佐の顔がほんのちょっぴり赤く染まってはいなかったか。
「………おい」
イシカワの普段以上に低い、というかドスの効いた声と、冷ややかな5対の視線に、びくりと肩を跳ね上げるバトー。と、次の瞬間、バトーは扉に向かって脱兎の如く走り出した。
「あぁっ!!おい、逃げるな!!」
慌てて後を追いかけるメンバー。
「いやほら、若気の至りってヤツ…」
「てめぇ、もう若くねーだろうがっ!!」
「あんな状態の少佐を放っておく気か!?責任取れぇぇっ!!」
9課ビル内を、大の男達が駆け回る。早々にリタイアしたトグサは、ぜいぜいと肩で息をしながら小さいながらも未だこちらまで届く怒声を聞きながら、しみじみと思った。
「…おれ、ここでやってけるのかな」
「―――何をしておる!仕事は山積しておるぞ!!」
数秒後に聞こえた声に、彼は頭を抱えながら真剣に転職を考えたとか。
ふと。雨が降る前とか、友人が腰が痛いって言ってたのを思い出しまして。
そして生まれ(てしまっ)た駄文。
少佐とバトーが何をしたって?
そりゃもちろん。。。
格闘技の技の掛け合いっこですよww
何を想像されたんですか?(゜∀゜)ニヤニヤ
バトさん達はきっと、己の身体能力を最大限に駆使した命がけの鬼ごっこをしてたんですよ。
だからビル内ぐっちゃんぐっちゃw
皆雨で義体が痛むから(笑
1人SS書きながらいろんな妄想をして楽しめましたw
れい様、面白すぎ!!(笑
サザエさんタチコマや慰安旅行、少佐とバトーさんの、、、ねぇ。
SSって書く人の人柄がでますねぇ。
ほのぼのした雰囲気の中にキラリと光るお笑いネタ。
これからも楽しみに拝見させていただきますね。
こんなに早くいらしてくださるとは!
数は少ないのに長くてすみません^^;
>れい様、面白すぎ!!(笑
ありがとうございますっ!!
面白いと言って頂けて本当に嬉しいです(≧∀≦)♪
>SSって書く人の人柄がでますねぇ。
>ほのぼのした雰囲気の中にキラリと光るお笑いネタ。
確かに。
自分でも書くようになって、同じ作品の人物を書いてるのに、クロマさまやがぶさまやひげなしさまの書かれる少佐は全部違いますもんね。
お笑いネタが光ってます?w
良かったですー♪
>これからも楽しみに拝見させていただきますね。
頑張りますっ☆
少佐とバトー。。。何やったんだぁ?(にやにや)
少佐の赤い瞳が好きです。
"赤い"って文字で読むと、より一層イイですね。
まぁ、私もアクロバティックな体勢をとった次の日に、
腰が痛くなったことはありますが。
あ。いや。一人で、ですよ。体が堅いので柔軟です…orz<じゃあ柔軟と書けっ!w
雨降ってるときは、外に行かなくちゃ行けなくなったら、
湿気でイライラしちゃうときがあります。
少佐みたいに。(ぇ
古傷は痛まないんですけどね~<古傷ってドコ!?w
冒頭がマジメなムードだから、きっと少佐には深刻な理由が…
とか思わせて、実は~ってオチ、この一連の流れが好きです。
れいさま、さては関西人ですね??(ぇ
>少佐とバトー。。。何やったんだぁ?(にやにや)
あらクロマさまったらw
何を想像してらっしゃるのやらw
>少佐の赤い瞳が好きです。
私も好きです。
最初はアニメ特有のありえない配色かな、とも思ったんですけど。(まだ義体とかちゃんと理解してなかった頃です。
瞳の赤も、「少佐」の存在には欠かせないものですよね!
>まぁ、私もアクロバティックな体勢をとった次の日に、
>腰が痛くなったことはありますが。
おぉ!?w
そうなんですか?w
って、柔軟ですかー。(何言ってんだ。
雨自体は嫌いじゃないのですが、出掛ける用事があったりすると億劫になりますよね。
私の場合、髪がもさもさに。。。w
>古傷は痛まないんですけどね~<古傷ってドコ!?w
どこどこ~?w
私にも古い傷はあるんですが、そういえばそれが痛む事はないですねぇ。
足の裏を8針ほど縫ったヤツ。
やっぱり個人差でしょうね。
>冒頭がマジメなムードだから、…この一連の流れが好きです。
ありがとうございます(≧∀≦)☆
少佐とバトさんの絡み(ぁw)が書きたいなぁと思ったのがきっかけですけど、どうしてもオチを作りたくてw
・・・その段階でギャグちっくにする気満々でしたね、私w
あぁ、だから可愛らしい少佐が書けないんですねorz;
やっぱり可愛らしい少佐はクロマさまの所で拝見する事にしますっ
>れいさま、さては関西人ですね??(ぇ
私もそんな気がしてきました(ぇ
だってボケとツッコミ。最後はオチ!これ必須☆
ってw
でも生粋の関西人から言わせれば似非関西人らしいですw(当たり前だ。
おかげで前回の記事を全然閲覧してません、がぶさんです。<はくじょーもんだよ・・・・・・
で、SS
バトーの立ち位置ががぶさん的に嬉しい♪
やりこめられる一方でもなく、結構やることやってんじゃん<これこれ
わざと負けてやってる感じもあり、ときに仕掛ける感じもあり・・・むふ☆ええなぁ
全体ににじむ、思わず出るにやり笑いっていうか、台詞以外の突っ込み?
「この人(作者)と話すと面白いんだろうな」
って思わせますねっ!
人柄は文章にでますもん
・・・・・・あ。
だからがぶさんのSSはハードなんだわ<やば
もちっとソフトにならねばな
また覗きにきます!!
時々覗いてやってくださると、当人凄く喜びますからv
なので気になさらないでくださいませ!
あんまり気分の良い物ではありませんでしたし。
・・・なら書くなって話ですよね^^;
>バトーの立ち位置ががぶさん的に嬉しい♪
私が書くと、どうしても少佐がめちゃ強くなるのですが、バトさんは対等であって欲しい、といいますか。
心許せる人ですから♪(GIGですね!
>思わず出るにやり笑い
そう言って頂けると本当に嬉しいですv
爆笑、とはいかなくても、どこかでにやっとして頂ければw
>「この人(作者)と話すと面白いんだろうな」
いろんな意味で面白いかもしれませんw
でもオススメは影からこっそり言動を見る事でしょうかw(何。
>だからがぶさんのSSはハードなんだわ<やば
がぶさまの書かれる少佐とバトーさんは、カッコイイんですよね!
ベタベタ甘えまくってるワケでは無いけど、精神部分で寄り添ってる感じがしてv
>また覗きにきます!!
是非!
頑張ってまたSS書きます~☆
個人的にはあーんな技やこーんな技が良いなぁ。。。w
きっと密着度の高いヤツですよ(*^_^*)
>ちなみに、曇天時は頭痛がします。ズッキンズッキン
かぁりーさまは頭痛ですか。
やっぱり個人差ですね。
ではこの時期はツライのでしょうか。。。?
どうぞお大事に>_<
思わず鼻から息が抜けて噴出してしまったよ、このトグサ、いい味出しているな~ww
>「―――何をしておる!仕事は山積しておるぞ!!」
これも名言だね、ワシは常用させてもらっているwww
と言うより、言い訳かな=3
>何を想像されたんですか?(゜∀゜)ニヤニヤ
い、いや、ほれ、あの、その~、ね。コホン
いやいや、まあ、いいではないかwww
(どうもれい殿にゴーストラインを突破されたような気がするのは、ワシだけか=3)
>1人SS書きながらいろんな妄想をして楽しめましたw
うむ、ワシも妄想楽しませてもらった。楽しいSSをありがとう。
>人柄は文章にでますもん
皆が言われるとおり、このSSにもれい殿の爽やかな性格、丁寧な描写を記せる細やかな心使い、
そして忘れてはならない関西人の血。。。。。。
その全てがここに具現化されている。素敵だww
追記
そう、れい殿、今更なのだがこの「気まぐれ館」にもリンク貼らせて頂いてよいだろうか?
れい殿の攻殻妄想とリンクしていないとはワシの威厳に関わるのでwww
>思わず鼻から息が抜けて噴出してしまったよ、このトグサ、いい味出しているな~ww
偽り無き本音ですものw
少佐はキレたら怖いハズw
>「―――何をしておる!仕事は山積しておるぞ!!」
名言ですとも!
そして最も使いやすくカッコイイ攻殻の言葉ですねv
いえいえ、言い訳ではないでしょう^^;
実際お忙しそうですし。。。
>い、いや、ほれ、あの、その~、ね。コホン
>いやいや、まあ、いいではないかwww
(゜∀゜)ニヤニヤw
うふふ、そんな私には課長さまの防壁を突破するなんて、とてもとても。。。w
で、何を想像されたのですか??w
>そして忘れてはならない関西人の血。。。。。。
いや、そんなに誉めて頂けるとテレます。。。ww
って、私関西人じゃないですってww
という事は、文章からすると私は関西人っぽいって事ですかw
何か微妙に嬉しかったりするのは何故でしょう?w
>リンク
しまった!!
こちらからお願いしようと思っていましたのに>_<
むしろお願い致します!!
ますます攻殻妄想(w)に励みます~☆
こちらも相互ですねv
えぇ、攻殻妄想は止まりませんものねw
よろしくお願いします!
...れいさんにヤラれました(^^;)
いいですねぇ、頬が赤かった!?少佐w
仕事に私情持ち込んじゃいけないよー(*ノ∀ノ)キャッ
>己の身体能力を最大限に駆使した命がけの鬼ごっこ
うーん、いい勝負ができそうですねw
れいさん、ごちそうさまw w
まったく、皆様揃ってどんな想像されたんですか~?
嬉しいじゃないですかw
>いいですねぇ、頬が赤かった!?少佐w
私が描く少佐はどうやらツンデレ属性を備えているようです。(今気付いたw
>仕事に私情持ち込んじゃいけないよー(*ノ∀ノ)キャッ
少佐らしくもないw
>>己の身体能力を最大限に駆使した命がけの鬼ごっこ
>うーん、いい勝負ができそうですねw
いつの間にか参戦したタチコマンズが勝っちゃうとか?
結局、全員課長にお説教されるんでしょうけどw(勿論正座で。
>れいさん、ごちそうさまw w
お粗末でした♪